日本の東京や京都では、世界の中でもトップクラスのミシュランレストラン数を誇っています。それもあってか、ミシュランの輝かしい感じが少し薄れているように感じていたのが正直なところ。
東京の半分の面積を誇る小さな小さな島国、マルタでは、ミシュランスターを獲得しているレストランがあるんでしょうか?🤔
答えは、2022年時点で5つあります!全部1つ星ではありますが、マルタにもあるんですよ、お洒落なレストラン💖
いくつかのレストランは、2020年から連続で受賞しているそう。さすが、首都のバレッタが多くなっています👇
- Bahia(バヒア) 📍Balzan – 2021
- ION – The Harbour(アイオン・ザ・ハーバー)📍Valletta – 2021
- De Mondion(ディ・モンディオン)📍 Mdina – 2020
- Noni(ノニ)📍 Valletta – 2020
- Under Grain(アンダー・グレイン) 📍Valletta – 2020
さて、この中から今回レビューしていきたいのは、2021年からミシュランを受賞しているレストラン『BAHIA(バヒア)』です!
実は5年間ほど、マルタの超中心に位置するLijaという住宅街にお店を構えていたバヒア。Lijaにはバロック式の教会があったり、いくつかチャペルがあったりしますが、ローカルの住宅街なだけあってマルタらしくない静けさを感じます。
ただ、2021年にはLijaからBalzanにあるCorinthia Palaceに店舗を移動しています🤗
Corinthia Palaceと言えば、美味しいアフタヌーンティーでも有名な場所です💗
ビーガン用のフルコースも用意しているという現在のBAHIA、進化が止まりませんねっ👀
私が言ったのは移動直前の方のレストランでしたが、その美味しいお料理のお味は変わらないはず。ということで早速レポートをしていきます!
いざ、BAHIAレストランへ
以前のLijaにあったときのお店構えはこんな感じ。シンプルだけど、丁寧で、マルタの伝統を大事にしている感じが伝わってきます。
ミシュランスターのサインもしっかり貼っていますね🌟

中へ進んでいくと、予想以上に広々とした空間が広がっていました。
人がいたので全体的には写真が撮れませんでしたが、マルタの古い建物の造りをそのまま活かして、味わい深い内装になっています。

お皿もフォークも小物がお洒落💓

メニューは、秘密の箱?宝箱?のようになって届きます。
開けるとBAHIAと書かれたメニューがすっぽり。細かい演出も、ワクワク心をくすぐってくれます🙈✨

ミシュランBAHIAのメニューと食事レポ
箱に入ったお手紙のようなメニューを開くと、今日のコースメニューが記載されていました。
※1品ずつ頼むメニューもあります。
このコースメニュー、ぜひ題名を読んでいただきたいんです…!!!

歴史好きのあなたなら、おやっとなるはず🤩
ストーンエージに、ペルシアン、アラブに、聖ヨハネ騎士団(Nights Hospitallers)、そしてマルタの近未来…これって、これって、、、
そうなんです、マルタの歴史をテーマにした一品一品がコースになって楽しめるということなんです🫢✨
美味しい料理を楽しみながら、その料理の背景にあるテーマやストーリーも楽しめるなんて、素敵じゃないですか?😍
そんなわけで、今回楽しませていただいたお料理をしっかりご紹介していきます!👐
1. Bread

とても素朴なパン。でも美味しい。ピクルスも一つ一つ丁寧に食べたくなるようなデザイン(アート?)で、美味しくいただきました。
ワクワクしながら時代の幕開けを待ちます…
2. Stone Age (5800 BC – 2500 BC)

さて、時代はストーンエイジこと、石器時代!
それをイメージして出てきたのは、帆立!
マルタでムール貝以外の貝をこんなふうに食べられたのは初めてかも?🤔✨
Dashi、Sashimiというキーワードから、日本っぽいテイストかな?と思いきや、そうでもなかったです🙈
3. Phoenicians (712 BC – 280 BC)

3品目でもまだ紀元前というのが、マルタの歴史の深さを感じます🫢
フェニキア(Phoenicia)は古代の地中海東岸に位置した歴史的地域名で、マルタも含まれていたよう。
この地域に住んでいたフェニキア人たちは、アルファベットのもととなったフェニキア文字をつくったんだそうです。

ラムベーコンとシープチーズの前菜でした。
4. Arabs (870-1090)

870年にアラブ人の侵攻を受け、1127年にノルマン人が占拠するまでイスラム帝国の支配下に置かれていたマルタ。
今のマルタ語は、アラビア語とイタリア語、フランス語と英語の影響を大きく受けていると言われています。

お料理は本日の新鮮なお魚、ということでマグロをいただきました。
5. Knights Hospitallers (1530 – 1798)

Knights Hospitallersとは、聖ヨハネ騎士団のこと。
これは後のマルタ騎士団となり、マルタの首都『バレッタ』の名前は、マルタ騎士団の団長ジャン・ド・ヴァレットの名前にちなんでいるです。

そんな歴史的にも大事な時代を表現したのが、マルタの名物伝統料理とされるうさぎ肉です。
6. Malta “Future”

近未来マルタ、ということで出てきたデザートは、イムレットのムース。
イムレットとは、ペストリーとナツメヤシの詰め物で作られた伝統的なマルタのお菓子のこと。

見た目的には感動!とかがないですが、味は美味しかったですよ✨
7, Petit Four

食後の紅茶を楽しんでいたら、最後のデザートをいただきました。
ヌガーとゼリー?ちょっとトルコっぽいお菓子です💝
まとめ|大切な人と大切な日に行きたいレストラン
私がBAHIAを訪れたのは、彼との2年記念日の日💐
グルメなあなたにも、サプライズしたいパートナーがいるあなたにも、絶対おすすめのレストランです。
移転した今、さらに美味しく興味深いお料理を出してくれるはず💝

コメント
Great post.
Thank you! 🙂